特殊車両通行許可申請は、車両制限令で定められた基準を超えてしまう「特殊な車両」を通行させるための許可を、道路の管理者である国や都道府県などの自治体から得るためのものです。
特殊車両通行許可は、通行する道路の管理者が申請先となります。国道や都道府県道など道路の種類ごとに申請先の違いがあります。
ここでは、特殊車両通行許可の実際の申請の流れについて、解説していきます。まずは通行許可を得る必要のある申請先を確認し、決められた書類を準備してから担当の窓口に申請することになります。
特殊車両通行許可申請に必要な書類は、新規申請、更新申請、変更申請のそれぞれに違いがあります。窓口にて書面での申請の場合には、すべての書類をA4サイズで揃えて提出することになります。
特殊車両通行許可申請では、申請の内容や状況などに適した申請種別を選択することで、ムダを省き、申請を効率良く進めることができるようになっています。
特殊車両通行許可申請にて交付された通行許可証には、一定の許可期間と許可条件があります。そのため許可期間を延長する際には、更新申請をすることになります。許可条件は、特殊車両による道路の保全や交通の危険防止を目的として定められています。
特殊車両は、高速道路や橋やトンネルなどで通行制限があるため、特殊車両通行許可申請によって、通行許可証を取得する必要があります。
特殊車両通行許可の申請方法は、オンライン申請とフロッピーディスク申請、そして書面申請の3種類があります。
特殊車両の通行には、法令で定められた制限があり、ひとりひとりがそのルールを守ることで交通の混乱や予期せぬ事故を防いだり、道路の保全のために重要な役割を果たすことにつながります。ここでは、特殊車両通行の罰則規定について解説していきます。
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